静岡トランクショーを終えて
syn.BLOGをご覧頂きまして誠にありがとうございます。
今回は初の静岡イベントを終えて、思う所を綴ろうと思います。
恐らく、長くなります。
それくらい濃い期間だったのです。
静岡の靴磨き店、丸屋靴磨き店の通称”マルさん”にお声掛け頂き実現した本イベント。
初めての静岡という事もあり、何者でもない駆け出しのsyn.が受け入れてもらえるのか。
オーダーというまだまだ気軽に覗きにくい世界に足を踏み入れて頂けるのか。
そんな不安な想いをあって、なかなかのプレッシャーを勝手に感じておりました。
そんな緊張感の中、マルさんご注文品のホワイトデニムを使って、静岡の店舗様ご協力でスタイリング企画を発信してくれているではありませんか!
(その他スタイリングは丸屋さんのInstagramからご覧ください。どのお店様もかっこいいんです。)
これ、実は僕も聞いてなかったので、本当にびっくりしました。
それと同時に、丸屋という靴磨き店がどれだけ周りから信頼されている存在なのか。
まざまざと思い知らされたのです。
いかに普段仲良くしていても、お仕事は全く別物で。
にも関わらず応援してくれる、参加してくれる。
人を巻き込むとてつもない力を感じて、大阪で1人ジーンとしてました。
どれだけ走り回ってくれたんだろう、この人は。
今回ご協力頂けました店舗様はじめ関係者様、改めてまして有難う御座いました!
この場を借りて心より御礼申し上げます。
同じアパレルの業界ながら、まだまだ既製品とオーダーの世界の風通しは良いとは言えません。
※個人的な主観も入ってます。ごめんなさい。
そんな中、オーダー品と各店舗様の商品でスタイリングしてくれるなんて。
syn.が考える【オーダーを、より身近に】が思いもよらない所で実現したんです。
これだから洋服って、やめられないんですよね。
さて、そんな緊張と感謝の混沌とした心持ちの中で始まったトランクショー。
フリー来店の初日を含めて土日は1枠を残して全てご予約で埋まりました。
こんな事は初めての経験です。
だってオーダーですよ?
どんな生地があって
どんな服が作れて
どんな店主の人柄なのか
どんなお見積りになるのか
実際に足を運んでみないと、ほぼわからない。
そんなはじめの一歩がとても難しい服屋さんに、これだけの人が集まってくれるなんて、
少なくとも僕は思ってなかった。
密かに1人、店主としてそんな心持ちだった事を恥ずかしく思っていました。
紳士服地から、岡山デニムやベビーリネンなど当店ならではのラインナップに『こんな生地があるのか!』と喜んで頂け、
とても幸せな気持ちになってました。
会期中は本当に沢山笑って、沢山のご要望をお伺いして、有難いことに沢山のご注文を承りました。
しばしお時間を頂きますが、大切に進めて参ります。
本当に多くの方々に関わって頂いた、
そんなイベントとなりました。
人を動かしてしまう熱量。
マルさんはそれを余すことなく、
一回一回を全力100%でこなす人。
効率も勿論大事なことですが、そんなこともひっくり返してしまうのが情熱なんだなと。
原点回帰に近い、大切なことを学ばせて頂きました。
マルさん、有難うね。
そうそう、最後に丸屋さんのお店も入っていて本イベントの会場にもなった『金座ボタニカ』。
ロケーションもど真ん中に好みだったのですが、そこでお店を営んでいらっしゃる方々の素敵なこと素敵なこと。
なんでしょう。
何か一種の部活の集まりくらいの心地よさでした。
皆様懐深く、気さくに話しかけて頂き、そのアットホームさに、すっかりボタニカロス×静岡シックになりました。
まだまだ語り尽くせない想いとご縁がたくさん。
それぐらい濃ゆい三日間でした。
第二回に向けての企画を引っ提げて、また必ず静岡にいきます!
その時はまた、笑って再会しましょう!
オーダーと皆様が仲良しになるイベント。
次回もまた宜しくお願い致します。
店主