オーダーデニムについて書いてみる
皆様こんにちは。
今回は意外にフォーカスしていなかった当店のオーダーメニューに軽く触れてみようかと思います。
ダントツの1番人気、それは『デニム』です。
近年ではデニスラなんて造語も出てきてますし、やはり普段使いも視野に入れたい!なんて方にはピッタリなアイテムではないでしょうか?
かくいう僕もヴィンテージをはじめ、デニムは大好きなんです。
2021年の開業からお取引きさせて頂いているデニム生地との出逢いは実はアパレル販売員時代。
大体10年くらい前ですかね。
当時大好きだったNYのブランドが愛用しており、逆輸入的にコレクションを知る事になったのです。
ちょっとデニムに詳しい方なら、岡山児島謹製がDENIMの名産地である事はご存知のはず。
その中でもパリコレブランドから質実剛健なワークブランドなどの海外ブランドとも取引きがあった某社。
折角わざわざオーダー屋に来てもらうなら、そんなコレクションを見ながらキャーキャー楽しんで貰いたい!
そんな想いからアプローチ。
当時先方はテイラーとの取引きが全く無く、コロナ禍だった事もあり電話でお願いする事しか出来ませんでしたが、難色を示す先方に一方的なラブコールを伝え続け、社内会議にもかけて頂き今日までパートナーとして特別に取引きをさせて頂いています。
いや〜諦めずにアタックするものです。
やっぱりdenim、ジーンズってある程度堅くて、男臭いのがイイじゃないですか。
オーダースーツの世界にもデニム生地は存在するのですが、個人的には少しキレイ過ぎるように感じる事も多く、THE デニムでやりたかったんです。
そんな僕の想いが伝わったのか、服好きの方々からのご注文も多く頂いてます。
流石デニム。やっぱり皆大好きなんですね。
スラックスの型紙=スーツなイメージの方も多いと思います。
が、どうでしょう?
古着屋さんに並ぶvintageのワークパンツやミリタリーのパンツにも、実はスラックスのパターンが使われているモノもあるんです。
と、言う事は生地×ゆとり量やデザインバランスによっては十分カジュアルに使えるんです。
前述のパンツなんか見た目もワークパンツですね。
そもそもスラックスの設計図って、リーバイスなんかの5ポケットパンツとは全然違って、運動量(動き易さ)や視覚的にスッキリ見える様な仕掛けがあるのです。
この辺は長くなるので割愛。是非直接お話しさせてください。
そうそう、当店でオーダー頂く際に実はオプションがありまして、、、、
実はお仕立てする前に、ご要望の色感に洗い加工も出来るんです。
これも加工は岡山児島。ロマンたっぷりです。
基本的にご注文の際はワンウォッシュで承っております。
生デニムではご注文は受けてません。
やっぱり色移りや大幅な縮みも出ちゃいますからね。
その他バクテリアの力を利用したリアルな経年変化を生み出す『バイオウォッシュ』ヴィンテージの様な色抜けのアイスブルーまで色抜きする『バイオブリーチ』なども承っています。
これからの春夏にもすごくイイですね。
ORDERって、わざわざ測って待ってもらうお洋服との出逢い方。
どうせ待つならワクワクする内容で。
ご興味のある方は是非当店まで。
TAILORだからこそのお洋服の楽しさを、目一杯伝えます。
どうぞよしなに。
syn.
店主