ウールではないトラッドスーツ
Hi There!!
今回は久々に店主のリコメンドを書いていこうと思います。
春に向けてオーダーをご検討の方や、すでにオーダーで日々のファッションを楽しんでいる方は
是非ご参考ください。
目次
ウール以外の選択肢とは?
ウール以外にお勧めしたい、何より当店ではすでに人気の素材。
それはコットンです。
最早大定番の素材なので、肩透かしになってしまうところですが、だからこそ種類は膨大。
その中でも強くリコメンドしたい生地と巡り合ったのが今回の記事のキッカケです。

銘打つなら『HEAVY WEIGHT COTTON DRILL』。
年間通して活躍するウエイトと、少しだけ甘めの糸でキチキチに織られた柔らかくもしっかりとしたテクスチャー。
何よりノスタルジックなカーキ(砂埃の意)カラーが何とも渋い!
かつてのトラッド界ではチノパンと言えばこの色で、かつてのアイビーリーガーにも愛された雰囲気に限りなく近い。
この絶妙なオジ感がいいんだよ。と仕立て上りに呟いてしまった程です。
コットンは仕事には向かないのか?
答えは使えます。ただし、好みは分かれます。
ではスーツの定番素材ウールの特性と比べてコットンはどのような差があるのか。
当店の解釈としては「より自然体な装い」が演出できる生地と考えています。
演出したい自分をどう見せたいかによりけりではありますが、
柔和な印象にしたい、端正さよりも空気感を取るなら非常に魅力的な生地です。
だからこそ実現するON/OFFの垣根を超えた守備範囲が最大の魅力でしょう。

スーツと呼ぶものの、付き合い方の感覚はほぼセットアップ。
古着のプリントTEE、ローテクスニーカーなんかで合わせてラフに切るのもカッコいい。
ビジネスウェア・スーツの捉え方が柔軟になってきたからこそ、自由な発想でオーダーしていただきたいと思っています。
欠点と長所
さて、気になるデメリットです。
最強の万能天然素材のウールと比べて、コットンはどうなのか?
明確に異なるのは『シワ』でしょう。
復元力に優れたウールに比べて、コットンはシワが入ります。
勿論アイロンで伸ばすことでリカバリーできますが、時短効率思考の方にとっては少し手間に感じるかもしれません。
ただ、だからこそ生まれるコットン特有の魅力があります。
そう、経年変化です。
シワも含めた摩擦などで生まれる立体感と佇まいは、ウールと違う整いすぎない格好良さがあるのです。

決して万人に好まれるわけではありませんが、力の入りすぎないスタイルにはもってこいなのです。
それでもリコメンドする理由
そんなコットンの中でも店主が惚れ込んだCOTTON DRILL。
上品に見えるような加工や、ドレス感に繋がる高密度織りなど、
よりファッション性を高めた生地が多く顔を連ねる中、この生地はいわば無垢材。
余計な加工は一切付与せず、綿の良さをダイレクトに表現したため、
VINTAGE ライクな表情、絶妙な野暮ったさがあるんです。
ストレッチなんかもつけずにチノクロスと比べて太番手で肉厚なオンスでシワもクシャクシャにはなりにくく、比較的楽にお付き合い出来ると思います。

昔を感じるコットンドリル。
適度なアメリカ顔で、凄くカッコよくないですか?
ナチュラルなスーツとしても
コットンブレザーとしても
チノーズとしても
時にはセットアップとしても。
皆様それぞれで、ちょうど良い付き合いをしていって欲しいなと思います。
今回ご紹介した気になった方はお気軽にご相談ください。
近づいてきた春に向けての準備、お手伝いさせて頂けますと幸いです。

HEAVY WEIGHT COTTON DRILL
SUIT ¥80,000+TAX~
BLAZER ¥65,000+TAX~
TROUSERS ¥37,000+TAX~
シーズンによって生地価格は変動することがございますのでお早めに。
それでは。
syn.
店主