BLAZER Fair.
皆様こんにちは。
今回は店主が愛してやまないブレザー。
こちらについて色々とお話ししていこうと思います。
ブレザー。
そう、アメリカントラディショナルなアイテムとしても名高いこのジャケット。
ネイビーのウール生地に金ボタンが光るこの背広。
学生時代の制服でもお馴染みですね。
店主はこのアイテムが大好物なんです。
今回は堅苦しい歴史的背景はさておき、そもそも何でブレザーがおススメなのか?
これについてお話ししようかと思います。
ブレザーの特徴はなんといっても、『守備範囲の広さ』に限ります。
ブルックスブラザーズやJ.プレス、ラルフローレンなどブレザーがアイコンになっているブランドがあります。
これらのブランドのスタイルにも見られる通りドレスシャツにネクタイ、
グレイスラックスと合わせる”おりこうさんstyle”なドレススタイルも確立して出来ます。
が、しかし。
syn.的解釈ではカジュアルウェアとのスタイリングをおすすめしております。
Tシャツはもちろんの事、パーカーやスウェット、ミリタリーシャツなどアクの強いアイテムを包み込み、慣らしてくれるのがブレザーの真骨頂。
困った時に上から羽織る。
そんな雑多な使い方で十分に力を発揮してくれます。
これ、スーツの上着をそのまま流用すると場合によっては上手くいきません。
オーダーの内容によりけりではありますが、ONタイムに向けたデザインバランスや選定した服地によってはカジュアルのアイテムへの齟齬が生まれます。
これがブレザーの懐深い、有難いポイントでもあります。
さて、件のブレザー。
お客様によっては
『子供(学生)っぽい』
『年齢を重ねた時に着れそうにない』
こんなご意見を頂戴する事もしばしばありました。
ここで1番問題になるのが選定する『生地』です。
僕が大事にしているポイントは下記の通り。
・通年着用出来る通年ウエイト
・過度なツヤ感は避ける
・金ボタンに負けない適度な肉厚さ
上記の条件を選べばカジュアルにもドレスにも使える長年連れ添える相棒がオーダー出来ると考えおります。
やっぱりせっかくのオーダーメイド。長く皆様のファッションに付き合えるモノがいいですよね。
とはいえ、実際にお会いして普段のスタイリングを加味してのご提案を優先しますのでご安心ください。
さて、現在開催中のイベント【BLAZER fair】。
こちらは当店Instagramでお馴染みの #生地屋のコトーさん プレゼンツの企画。
コトーさんの務める生地屋さんは国内では高級生地でお馴染みの” Ermenegildo Zegna“専門の会社。
何でも国内で初めてゼニアの生地を仕入れ、現在でも唯一本国と取引が出来るというすごい所にお勤めです。
それもあってかゼニアの歴史にも詳しく、
あのアメトラブランドが昔からブレザーにゼニアの生地を使用していたなんて裏話も教えて頂きました。
アメリカのブランドだからといって、固く・分厚い生地以外でもモノづくりするんです。
そんなコトーさんとゼニアの違った魅力を皆様にご提案したい!という想いから、
今回ゼニアファブリックでお得にブレザーをオーダー出来る。そんなイベントと相成りました。
イベントに際してコトーさんセレクトは先に述べたアメトラらしい解釈が可能なコレクションでご用意していますが、その中で店主リコメンドは【ELECTA】です。
控えめなツヤながらクラス感を感じるこの服地。
日本では通年で着用出来るんですが、本国では秋冬スーツ生地扱いの為、リリースは年間で秋冬シーズンのみ。
ほんと、毎年ELECTAは取り合いになるんですよね笑
しかもこれ、ゼニア創業の1stコレクションで今も変わらず生産し続けている服地なんです。
これだけでもロマンたっぷりなんですが、
何より丁度良い肉感がカジュアルウェアのボディと相性抜群。
ネクタイを締めるトラッドなスタイリングからパーカーにデニムのシティな装いまで。
まさしく僕らのクローゼットに一着はあって欲しいブレザーにはもってこい。
その他ブレザーに適したゼニアセレクト生地もご用意しておりますので、
お好きな質感のネイビー生地を選んで頂けます。
この秋冬に皆様とブレザーで過ごせたら。
ゼニアを普段着で楽しんでもらえたら。
そんな僕とコトーさんの勝手な企みがスタートしております。
まだまだ燃えるような暑さですが、
秋冬に向けてのご準備にブレザーは如何でしょうか?
きっとブレザーの語源と言われる
blazing(燃える)
そんな気持ちになるでしょう。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。
【 BLAZER Fair. 】
2022.8.6(SAT) – 8.21(SUN)
ご予約優先フリー来店制
イベント情報に関してはInstagramにて詳細をご覧頂けますのでコチラからどうぞ。
それではまた。
店主