shooting#5 タイト過ぎない女性のスーツかな
Hi There!!
あっという間に一月も終わり。
春の新生活や異動など新しいステージに向けてのお問い合わせもチラホラいただく様になってきました。
今回は嬉しいことに女性からのご注文のご紹介。
兼ねてからレディーススーツに関して個人的に思うところがあったので、色々と語ろうかと思います。
改めてsyn.としての視点を感じていただけると嬉しいです。
目次
ずっと変わらないレディーススーツ
さて、お題目のレディーススーツ。
男性のものと比較すると、シルエット・バランスは全く異なります。
おおよそ骨盤より上に設定された着丈
タイトな肩幅とくびれを演出するウエストの絞り
足首が露出する短丈テーパードスラックス。
今では色んな形のモデルがあるとは思うのですが、
今尚よく目にするのは上記のようなレディーススーツではないでしょうか?
店主がアパレル時代の10年前から、その形は大きくは変わっておらず、
対照的にカジュアルの世界ではメンズライクなオーバーサイズや、着丈をたっぷりとったものなど
選択肢とスタイリングの幅があって男性目線で見ると何とも楽しそうに思います。
これが女性のクラシックの形なのか、
店主の勉強不足でもありますが信ぴょう性の高い説には辿り着けませんでしたが、
やはり当店にお問い合わせ頂く女性の方々も同様に感じておられたようでした。
よくお伺いするレディースオーダーのご要望
男性と比べて女性のオーダーが決して多いとは言えませんが、
普段から洋服に興味をお持ちの方々からは貴重な意見・ご要望を頂いてきました。
ダボダボは嫌だけど、メンズライクなバランスでオーダーしたい
着丈は長め、お尻は隠したい
適度なワイドスラックス、もしくは自然なストレートラインにしたい
などなど。
これ、すごく勉強になったんです。
販売員時代から、女性は自身のプロポーションをより綺麗に、細く・長く見せてくれるアイテムをシビアにお探しになる印象でした。
男性はデザインやディテール、時代背景など、女性と比べてフィッテイングに重きをおく方は本当に稀で、
自分をより魅力的に見せるための洋服選びの姿勢は是非とも見習いたい所です。とはいえ浪漫は捨てられないのですが。。。。
そんな素敵な女性の皆様は自身を綺麗に見せる術として、
「ボディラインを出すだけではなく、余白で隠す」ということを知っておられたのです。
これは本当に素晴らしいことで、髪型やメイクまでトレンドを加味して選ぶ力をもった彼女達からすると当然だったのかもしれませんね。お見事!

syn.としての最適解
前述のこのご要望。
オーダー屋さんとしてはなんとかお応えしたいところ。
ここ最近オーダースーツ業界でも出てきているオーバーサイズにしても良い所でしたが、
やはりスーツとなれば着用シーンによっては着て行きにくい場合が出てきてしまう。
そこでsyn.としてはアメリカ古着のボーイズサイズのようなサイズ感・デザインバランスを選びました。
従来のレディーススーツよりはゆとりを持たせ、バスト〜ウエストまでの絞りはやや甘めに。
着丈はしっかりと取って、骨盤周りを覆うクラシカルなバランスで。

今回ご注文いただいた方も、色々とスーツ店を回ったものの、体のラインが出過ぎるスーツは好みではなく、ご相談いただきました。
普段から古着もよく着るそうで、生地選びもクラシックかつ遊びのあるものを選択されたのは流石でした。
スーツとしてのみならず、セットアップ感覚で古着と合わせてもハマりそうな仕上がりに。

オーダーはもっと自由であっていい

スーツスタイルには(厳密にはクラシックの世界では)厳格なルールなどがあったりします。
その世界観を楽しむの一つの正解です。
ただ、オーダーは自由です。
皆様が実現したいバランスやスタイルを実現させるための選択肢の一つです。
なかなか足を向けづらいのがオーダー屋さんですが、
ご相談だけの見学も大歓迎。
まずはしっかり、ご要望を聞かせてください。
それでは。

syn.
店主